SEO基礎知識 か行
コンバージョン
ショッピングサイトなら「購入」、学校、通信教育などのサイトであれば「資料請求」と、
サイトの目的ごとにコンバージョンが示す物は変わります。
アクセス数に対するコンバージョンの割合をコンバージョン率といい、
コンバージョン率を上げることがサイト運営に関する重要な事項です。
より的確にサイト改善を行う際には、なにを持ってコンバージョンとするかを考えなくてはなりません。
たとえば、メールフォームからのお問合せをコンバージョンとするならば、それはサイト内だけで完結する目標になるため、「コンバージョンがない=お問合せが来ない」原因をアクセス解析の情報から予測することができます。
しかし、店舗への来店をコンバージョンとしてしまうと、サイト内で目標が完結しえない(たとえば、お店に来る途中、ライバル店へ流れてしまった、道が分からなく諦めてしまった、など)ばかりか、なぜ「コンバージョンがない=ご来店がない」かを知る術がありません。
サイトの構成に問題があったのか?それ以外のところに問題があったのか?それが分からなければ、サイト改善の余地や方向性を見出すことはできないのです。
検索エンジン
日本ではGoogleとYahoo!Japanの2大検索エンジンが、そのシェア90%を占めると言われています。
検索結果の表示順位を決める独自のルール(アルゴリズム)を持っています。
グーグル八分
グーグル八分(はちぶ)とはGoogleのデータベース上からサイトが抹消されてしまい、いかなるキーワードでも検索にヒットしなくなってしまった状態。
健全にサイトを運営していれば起こることはありません。
下記のような場合、グーグル八分になる可能性があります。
①スパムSEOと判断されるような手段で検索順位向上を計っているサイト
②他者の権利侵害を通報されたサイト
③犯罪性のあるサイト
ちなみに「グーグル八分」という呼称は「村八分」になぞらえたものです。
グーグルダンス
この現象はGoogleのインデックス更新のタイミングに発生します。ユーザの検索リクエストに対し、Googleはたくさんのサーバで手分けして検索結果を返しますが、インデックス更新はサーバ毎に時間差が生じます。
・更新する前のサーバに割り振られた検索リクエスト
・更新後のサーバに割り振られた検索リクエスト
・更新最中のサーバに割り振られた検索リクエスト
そのとき割り振られたサーバによってそれぞれで情報が違い、前述の検索結果の不安定な現象=グーグルダンスが起こるのです。
キーワード出現率
ページ内の総単語数に対する、特定キーワードの出現割合のことです。
検索エンジンはページ内の出現率の高い単語を「重要なキーワード」と認識し、評価します。
ただし、過剰にキーワードを頻出させる行為はスパムSEO行為として検索エンジンからのペナルティを受ける可能性があります。
作為的にキーワード出現率を上げたページは、検索エンジンに評価されないだけでなく、呼んでいるユーザにとっても不自然な印象を与えてしまいます。
最適と言われるキーワード出現率はほんの数パーセントと言われていますので、意図的にキーワード出現率を上げようと文章を考える必要はなく、自然に文章を構成することを意識すれば自ずとキーワード出現率は最適な値が保たれるでしょう。
キーワード近接度
いくつかのキーワードの位置の近さのことです。複合ワードによる検索における、表示順位の判断基準のひとつです。
例を見てみましょう。
①新宿駅近く、豊富な経験に裏打ちされた確かな技術と親切丁寧な接客でお客様をおもてなしするSTC美容室。ヘッドスパも人気です。
②新宿駅で近くでヘッドスパのできるSTC美容室。経験豊富なスタイリストと、丁寧な接客で評判のスタッフがあなたをおもてなしします。
たとえば、「新宿駅」「ヘッドスパ」という複合ワードで上位表示を狙う場合、両キーワードが近くに記述されている②の方が優れているといえます。
外部対策
リンクの質と量の両方が求められ、アンカーテキストや、リンク元サイトとの関連性、リンク元サイトのIPアドレス、リンク数の向上ペースなど、様々な要素が評価基準となります。
良質なリンクを自然なペースで受けていくことが大切です。
悪質なリンクや、不自然に大量増加するリンクはペナルティとなりえます。
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